写真は、大阪にある隆祥館書店の二村さんに一万円選書をしていただいた本の中の一冊で、112人のクリエイティブな起業家女性達へのインタビュー本です。
私は、出産してから息子が幼稚園の間は、専業主婦として家庭に入っていました。子育てで右往左往しつつも、子どもと一緒の時間は楽しいですし、｢今しかない｣という思いで過ごしていました。
家を整えたり、お菓子を作ったり、子どもと公園行って、工作して、笑って怒って泣いて、ご飯作って。子ども達は日々全力で今を生きているので、大人とは全く違うエネルギーの使い方をしていて、一緒に過ごしていると、ヘトヘトになることもしばしば。
それは、今でも変わらず続いていることなのですが、子どもの成長とともに、自分の時間に少しずつ余裕が出始めたとき、｢何かが違う｣と感じるようになりました。
何となく社会から切り離されたような感じがあり、夫から聞く、お母さんでバリキャリの同僚の話にも｢すごい人なんだね～👀｣と憧れつつ、内心モヤモヤしている自分がいたのです。
今でこそ、｢お母さん｣という役割が、どれほど社会貢献していることか、と思えるのですが、数年前までは、家でひとり子育てをしていると何だかとっても置いてけぼりのような、焦燥感を持っていました。
そこで、まずは子どもが学校から帰って来たときには｢お帰り～！｣と言えるような働き方、ひとまずはそれを目標に在宅ワークでの就活を始め、今に至ります。
自分の中での働き方のバランスには、まだ課題がありますが、有難くも自分が希望していた開発のお仕事をいただける環境も整い、毎日がそれなりに循環するようになってきました。
しかしながら、仕事復帰という目標を達成したにも関わらず｢何か違う気がする｣。そんな漠然とした感覚がずっと自分の中にあったのでした。
｢何だろう、何でなんだろう。｣｢私って、いったい何がしたいんだろう。どんな人になりたくて、どう生きたいだろう。｣
モヤモヤモヤ～っと考えるようになったとき（以前のブログを始めた頃です）、岩田書店さんの一万円選書に当選しました。（岩田さんに選書していただいた本のリストや感想はこちらに書いています🙂）
そして昨年、今度は隆祥館書店の二村さんが一万円選書を始めると知り、すぐさま申し込みをしました。写真の本は、その時に二村さんに選んでいただいた本です。
読書は、自分の偏りがちな視点に新たな視点を加えてくれることもあれば、物語なら自分も気付かぬうちに主人公に自分を投影していたりもします。読み終えたあとは、落ち着くまで少しの間、登場人物が自分の中に住み、物語の消化を私の中で助けてくれます。
写真の『IN THE COMPANY OF WOMAN 自分で｢始めた｣女たち』という本は、前者にあたる内容で、物事には色々な視点や価値観があるのだとうことを私に教えてくれます。
今もまだ読んでいる途中なのですが、最近は就寝前にこの本をほんの数ページ読んでから寝ています。
中身は、クリエイティブな起業家女性へのインタビューQ&Aに加え、写真多めで彼女たちのアトリエや作品も垣間見れるので、パラパラとページをめくるだけでもワクワクします。
他の誰かではなく、自分であれ
本の中で出てきた、今の私にガツンと響いた言葉です。
子どものころの夢は？
仕事場のお気に入りは何？
あなたにとっての成功とは？
自分でビジネスを初めて得た最大の教訓は？
今の自分から見て、駆け出しのときこうすればよかったと思うことは？
自信をなくしたり逆境に陥ったときの立ち直り法は？
駆け出しのころ役に立った(または無視して正解だった)アドバイスは？
夜眠れなくなるような不安や悩みはある？
ミスから学んで成功につながったことはある？
ビジネスのアイデアや自分がやりたいことに気づいたのは、いつ、どこで？
等々。インタビューでは彼女たちの十人十色の考え方などが語られていて、読んでいてとても興味深いです。そして人それぞれ悩みがあるのだなと、自分もやってみようと励まされます。今、私は起業していませんが、やってみたいと思っていることはあります。
｢何か違う｣、長い間そう思っていましたが、ようやく出口が見えてきました。おぼろ気だった目標も、より具体的になってきました。
道半ば途中ですが、まずは自分が出来ることから、少しずつ始めたいと思います😊
もし、自分で何か始めようかなと迷っているママさんがいたら、ぜひ読んでみてくたさいね！一緒に頑張りましょう～✊
そして、この本を私に選書して下さった二村さんに本当に感謝しています。今の私に届けていただいて、本当にありがとうございました🙏
ブログ村ランキングに参加しています。よろしくお願いします！
