シリーズ、子育てママ向け「はじめてのマインドマップ」の第7回記事です。今回は「マインドマップとキーワード」をテーマにしています。
1. はじめに
前回の第6回では「マインドマップとブランチ」ということで、 ブランチはマインドマップにとって、連想の流れや関連性、また重要性の序列を表現する重要な要素である、というお話をしました。今回は「キーワード」についてフォーカスしていきます。また、キーワードに右脳的エッセンスを加えてイメージ化した「キーイメージ」についても一緒に解説していきたいと思います😊
2. 記憶の鍵
マインドマップでは、ブランチの上にキーワードやキーイメージを描きます。「キー」という言葉には、記憶を想起するために重要な手がかりである「記憶の鍵」といった意味合いもあり、情報がうまく要約されるような言葉を選ぶようにします。
さらにキーワードをイメージ化してキーイメージとすることで、根源的な記憶の要素となるため、より記憶や連想に対してパワフルな効果を得ることができるようになります。イメージについての効果は、第4回で詳しく解説していますので、是非あわせてご参考ください。
3. 文章ではなくキーワード
マインドマップでは、必ずブランチには文章ではなくキーワード、もしくはキーイメージを乗せます。これを1ブランチ1ワードの原則と呼びます。マインドマップがキーワードやキーイメージであることを重視するのは、文章やフレーズにしてしまうことで、固定的な意味合いが強くなり、発想や連想を狭めてしまう可能性があるためです。
例えば、上の図のように「面白いニュース」というフレーズを1つのブランチに乗せるよりも、「ニュース」という単語をキーワードにすることで「面白い」と分割させ、「嬉しい」や「嫌な」といった別のブランチを伸ばして複数のアイデアと連結させることができます。
キーワードは、周囲にある不要な言葉を取り除き、記憶を呼び覚ます最小限の言葉を選びましょう。もし、その単語が自分にとって分かりにくいモノであるならば、自分なりのキーワードやキーイメージに置き換えてしまっても大丈夫。それでも、フレーズになってしまうといった場合は、無理にブランチには乗せず、余白部分にメモとしてフレーズを残しておきましょう。慣れてくると安心してフレーズを手離せるようになります😉
4. ブランチとキーワード
キーワードやキーイメージをブランチに乗せる際は、ブランチの長さや太さに合わせて、文字の大きさや配置のバランスを調整します。
キーワード、キーイメージとブランチの長さを揃えることで、言葉同士が繋がり易く、まるでキャッチボールをするような関係になり、より連想の幅を広げることができます。また、文字を立体的にしたり、大小、強弱を表現することでリズム感がでて、いきいきとしたマインドマップにすることができます。
5. キーワードのチェックポイント
では最後に、ブランチに乗せるキーワードやキーイメージを決定する際のチェックポイントをご紹介しておきたいと思います。是非、キーワードを選定する時の参考にしてみてくださいね。
- 正しい記憶を呼び覚ます言葉か
- あまりにも抽象的だったり、一般的すぎないか
- 具体的なイメージが頭に浮かぶか
- 自分にとって満足がいくか
- 情報を要約する力があるか
引用元:トニー・ブザン マインドマップ読書術
6. まとめ
マインドマップにおいてキーワードは、記憶の鍵(フック、手がかり)であり、1つのキーワードに多くの情報が要約される言葉を選ぶことで、想起できる情報も最大化することができる。またキーワードをイメージ化することで効果的に全脳を使用し、より記憶や連想を強化することができる。
今回は、キーワードとキーイメージについてご紹介しました!次回は原理原則の最後のひとつである「マインドマップの構造化について」です。では、次回もどうぞお楽しみに〜❣️
7. コンテンツ
シリーズ名:はじめてのマインドマップ
第2回 マインドマップ7つのルールとTEFCAS(テフカス)
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