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はじめてのマインドマップ🔰 【第3回】マインドマップで使う用紙について

シリーズ、子育てママ向け「はじめてのマインドマップ」の第3回記事です。今回は「マインドマップで使う用紙について」をテーマにしています。

1. はじめに

前回の第2回では「マインドマップ7つのルールとTEFCAS(テフカス)」ということで、マインドマップを描くときには、原理原則となる7つのルールがあるということと、成功までの道標となる TEFCAS(テフカス)の法則についてご紹介しました。また、この7つのルールには、それぞれ一つひとつに守るべき理由があることについても触れましたが、今回はそのうちの一つである用紙についてのルールを、もう少し詳しく深掘りしていきたいと思います。 

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2. マインドマップの用紙について

サイズは大きめを使う

 用紙はのびのびと自由に描くことが出来るように、小さいものより、できるだけ大きいものを選びましょう。具体的にはA4もしくはA3以上がお勧めです。

意外かもしれませんが、マインドマップでは「余白」も重要な意味を持ちます。余白の大切さはマインドマップに限らず、例えば日本の生け花やベートーヴェンの交響曲第5番(運命)が休符で始まることなどでも、お分かりいただけるのではないでしょうか。ブランチ同士の間にも余白を持つことで、ブランチの意味も強くなり記憶に残りやすくなります。用紙は余白も適切に確保することができるよう、大きめのサイズを選ぶようにしましょう。

なお、セントラルイメージとメインブランチの間や、ブランチとブランチを繋ぐ接続点に隙間があるのは、思考や連想の断絶を意味するので良くありません。あくまでも余白はスペースのことを指す、ということに注意してください。 

用紙は横向きに使う

 次に用紙の向きですが、特別な理由がない限りできるだけ横向きにして使うようにしましょう。

当たり前と思われるかもしれませんが、人間の目は横長で、かつ横並びに配置されています。その為、視線の動きも上下ではなく、まずは左右へと移動し、視野も横向きの方が広くとれるので、用紙も横向きに扱う方が脳とってもより自然ということになります。

また、横向きにすることでブランチも広げやすく、水平に近いブランチを多く描くことができるため、紙の上に表現された思考を脳が拾いやすくなります。

マインドマップを描くときは、用紙の向きを横向きにして使うようにしましょう。 

真っ白な無地の用紙を使う 

用紙は罫線やドットがない、真っ白な無地のものを選ぶようにします。方眼紙などは、一見ブランチや文字サイズのバランスが取りやすいのでは?と感じられるかもしれませんが、これはペンを動かす際に、脳へ無意識の制限を与えるため逆効果になってしまいます。マインドマップを描くときは、のびのびと自由に描くことができるよう無地を選ぶようにしましょう。 

上質な紙のすすめ

 用紙は描き心地も大切です。ザラザラとした描き心地のものより、滑らかにペン運びができる用紙の方が集中力も上がります。

マインドマップを描くときは、できる範囲で上質な紙を選ぶと良いでしょう。 

3. 封筒の裏に描くマインドマップ?ルールの本質を知る必要性

 さて、ここで少しミニ・マインドマップとフル・マインドマップについて、触れておきたいと思います。

通常、7ルールに基づいたマインドマップは、一般的にフル・マインドマップと呼ばれるものを指しています。それに対しミニ・マインドマップは、外出先などで、今回ご紹介しているような理想的な用紙が準備できないといった場合や、アイデアを発散させるようなスピード重視の場合などに描くマインドマップのことを指します。内容によっては、ミニ・マインドマップを整理してフル・マインドマップにまとめるといった作業も時には必要になるかもしれません。

マインドマップはとても柔軟なツールです。なので、たとえ理想的な用紙が準備できないといった場合でも、これから(第3回以降にも)ご紹介していく、それぞれのルールの意味や本質をしっかり理解していけば、例えば手元にある封筒の裏側を利用してマインドマップを描いたとしても、それは充分に活用できるマインドマップとなります。

また、例えのように、もし封筒の裏にマインドマップを描いたとして、ブランチ同士の間に程よい余白を取ることができなかったとしても、あるいは、縦長のマインドマップで見にくいと感じる状態になったとしても、ルールの本質を知っていると、そのマインドマップをフル・マインドマップにまとめる必要があるかないかも含めて、ご自身で判断できます。また、それが記憶に残しておくべき重要なメモであったならば、何故フル・マインドマップにまとめた方が良いのかを理解してもらえると思います。

そして実際に、ミニ・マインドマップを頼りにフル・マインドマップをまとめてみると、その過程で、より重要なキーワードや、逆に捨ててしまって良い情報なのかが明確になっていくという体験ができると思います。なので、みなさんも是非ルールの本質に触れていただき、マインドマップをよりご自身の強力なツールにしてくださいね!🤲 

4. まとめ

用紙はブランチが広げやすく、また適切な余白が取れるようにA4、またはA3など大きめの紙を横向きにして使う。また、罫線やドットなどがない、真っ白な無地のものを選ぶ。

 

第3回目となる今回は「マインドマップで使う用紙について」をテーマに、まとめてみました!次回は、ルールの2つ目である「マインドマップとイメージ」について深堀りしていきたいと思います。

では、次回もどうぞお楽しみに〜❣️ 

5. おまけ

 ボロボロになってきていますが、私がマインドマップを描くときに使っている用紙やノートをご紹介しておきたいと思いますので、良かったらご参考下さい😊

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いつものマインドマップ用紙

  • コクヨ コピー用紙 白色度80% 紙厚0.09mm 
  • コクヨ キャンパスノート

読書記録

  • ツバメノート

特別なマインドマップ

  • マルマン ノート ニーモシネ 

6. コンテンツ

シリーズ名:はじめてのマインドマップ

第1回 全脳思考とマインドマップ

第2回 マインドマップ7つのルールとTEFCAS(テフカス)

第3回 マインドマップで使う用紙について

第4回 マインドマップとイメージ

第5回 マインドマップとカラー(色)

第6回 マインドマップとブランチ

第7回 マインドマップとキーワード

第8回 マインドマップの構造化について

第9回 マインドマップ実例① 子どもの予防接種や成長記録

第10回 マインドマップ実例② 読書記録やスケジュール管理

第11回 子どもと一緒にマインドマップ

第12回 マインドマップ参考資料まとめ

 

※ コンテンツへのリンクは、記事公開にあわせて更新されます。

※ シリーズ記事については、回数や内容が変更になる場合があります。予めご了承ください🙏

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